
真・三國無双2といえば私がこの世で好きなゲーム三本指に入るんだけど、リマスター発売を知ったときは絶句した。その三本指に入るロマサガ2も一昨年リメイクされているし、さては自分って前世の行いが結構良かったのではないかと思ったほどだった。
以下やや重めの作品語りになるけど…三國無双2は思い出も思い入れも深い作品で、最近リマスターをプレイしながら当時のことをよく思い出していた。毎晩毎晩このゲームをプレイしては時間を溶かしていた。
初プレイ時は三国志自体ミリしら状態だった。でもゲーム自体特に事前知識を必要とせず操作にもすぐに馴染んだし、このゲーム世界に正義も悪もいないということに気付くのに時間も掛からなかった。そしてその戦いが起きる必然性とか結末とか影響とか、そういったことを一切把握していなくてもゲームはクリアできた。それなのに相も変わらず前後関係の一切の理解の無いまま辿り着いた五丈原の蜀軍シナリオで、自軍劣勢の中何故か自分でも戸惑うぐらい胸が締め付けられて、やがて悲しみに暮れていたなんてこともあった。流れ落ちていった星々を仰ぐ趙雲の言葉と背中に、完全に気持ちが重なっていた。あの心理は今でも説明がつかないんだけど、自分はこの戦にまつわる記憶を深いところに持っていると静かに確信した瞬間があった。普段の自分なら「んなわけねーだろ」と打ち消すところだけど、そのときばかりは忘れていたことを思い出したような、どこか懐かしいような気持ちさえ湧いてくることにただ茫然としていた。まあゲーム上のシナリオや演出、音楽が『秋風五丈原』を間接体験させてくれたのかもしれない。でもあれは今の自分の言葉を借りるとナチュラルに次元超えてしまったような…そんな体験だったと思ってる。この頃の無双は演出が本当にシンプルで想像の余地がふんだんにあって、時に笑っちゃうくらいシュールで、だからこそ世界観にいとも簡単に引き込まれて…。いろんな要素が相まって魔術的に作用して、意識がどこかに運ばれたのかもね。でもそれは作品として自分に強烈なインパクトを残してくれた。
その後本屋で横山三国志文庫版を全巻揃えて、私の基盤に三国志が据えられていったんだよね。
ところでこの作品の自分のダントツNo.1の推しは甄姫。あの高飛車キャラと露出度高めなのに高貴さすら漂う青チャイナ、そして何より甄姫という秀逸なネーミング(甄姫とは庄知彦氏が名付けられたそう。甄氏じゃこのキャラ付けには物足りない)。今回のリマスターでも速攻で解放して無双モードに参戦していただいた。今作猫顔なんだけど、それがすごく可愛い。原作プレイ時ではこの甄姫がプレイアブルだとは知らなくて、キャラ選択時に解放されてたのを知ってかなり驚いたのを覚えてる。えー、このお姫様使えるの⁈って。それ以来シリーズ通して愛用キャラになったんだ。
もうあれから20年以上経つわけだけど、やはり自分の中の嫁筆頭は甄姫様でした。この頃の杉本彩路線じゃないツンツンお嬢キャラ、本当に好きすぎる。戦場で出会うたびに董卓みたいな気分になるわw
このお姫様で、もう少しやり込みたいな。合肥新城とか最強難易度で挑んでみたい。
さて。最推しの話をしたところで、他の嫁たちの話も。無双2に嫁はたくさんいる。陸遜、呂蒙、大喬、夏侯惇、張遼、張郃、姜維…。モブだけど諸葛瑾も。他もみんな愛おしくて嫁みたいなもんだけど。
中でも陸遜は甄姫に並ぶほどの嫁、姜維は裏嫁といったところです。この二人についてもまた別記事割いて語りたいくらい。
私は作品が好きでも二次創作まで読みたいと思うことはあまりないんだけど、三國無双に関してはかなりの年月供給受けてたと思う。オンリーに一般参加したりね。リマスタープレイで無双熱が再燃してしまったので、来月のオンリー行きたくなっちゃったし。
…余談(BL注意)だけど、何故か今になって呂陸が来てしまってことに驚きを隠せない。う~ん、陸遜は好きでもBLは少ししか齧ってなかった。どちらかと言えばBL読み漁ってたのは姜維だしね。呂陸いいよね…年齢重ねたからこそ呂蒙の良さもじんわりと理解できてしまったせいもあるな。
で、副産物って結局何なのって話だけど、それがこの二次熱再燃だったという。それからあと一つ。このゲーム、回復アイテムが肉まんなんだけど、原作プレイ時にあまりにも肉まん見過ぎて軽い催眠状態にかかり、とうとう中華料理の本買って自分で作るようになってしまった。その小麦粉料理作りたい!っていう熱が再び甦ってしまったという話。実家からウー・ウェン先生の名著『北京小麦粉料理』回収してきて良かった。手始めにマントウ作ろう。
今でもエンディングで一青窈の「じゅ~ふ~に~じんじぇんり~」が流れると一瞬であの頃に気持ちが戻ってしまうんだ。夏から秋へと移り変わっていくあの季節とプレイしていたあの古い畳部屋に、心が帰ってしまうんだよね。


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